
ロレックス GMTマスターの”今だから拾える”チャンスモデルとは
ロレックス GMTマスターは、1950年代のパイロットウォッチとして誕生して以来、現在も高い実需とコレクション需要を併せ持つスポーツロレックスです。直近数年は価格高騰から一服し「相場調整局面」に入りつつあり、人気リファレンスの一部に”今だからこそ狙える”良質な個体が増えています。当店としても、相場と状態を総合的に見極めながら、長期目線でおすすめできる「隠れた優良個体」を丁寧にご案内していきます。
この記事のポイント
押さえるべき要点3つ
- ロレックス GMTマスターは、長期的にリセールバリューが安定しやすい代表的スポーツモデルである
- 2022~2025年にかけて一部リファレンスの買取相場が調整しており、コンディション次第で「今が拾いどき」の個体が増えている
- 現行・旧型・ヴィンテージごとに評価軸が異なるため、「型番×状態×付属品」で見ると賢く選べる
ロレックス GMTマスター相場調整局面での結論
結論として、現在のGMTマスターは「一時的な下げを利用して、状態の良い王道リファレンスを拾う」局面です。
一言で言うと、人気カラー・人気ブレスの現行モデルは底堅く、旧型スポーツロレックスの中では比較的”入りやすい価格帯”に戻りつつあります。
最も大事なのは、相場の数字だけでなく「オーバーホール歴・研磨歴・夜光・針・ブレス伸び」まで含めたトータルのコンディションを見ることです。
初心者がまず押さえるべき点は、「人気リファレンス(126710系・116710系など)」「王道カラー(ペプシ・バットマン)」「保証書付きの安心個体」を優先することです。
ロレックス GMTマスターの魅力と歴史をおさらい
GMTマスターはなぜ”旅の定番ウォッチ”になったのか?
結論から言うと、GMTマスターが長年選ばれ続けるのは「一度に複数のタイムゾーンを読み取れるGMT機能」と「スポーツロレックスらしい堅牢性」が両立しているからです。
1950年代にパンアメリカン航空(パンナム)の要望から、パイロットがフライト中に現地時間と本国時間を同時に確認できるよう開発されたのが原点です。ベゼルの24時間目盛りと24時間針の組み合わせで別の時間帯を読む機構が採用され、のちにビジネスパーソンやトラベラーにも支持が広がりました。
GMTマスターとGMTマスターIIの違いとは?
一言で言うと「24時間針の独立操作ができるかどうか」が大きな違いです。
初代GMTマスターは24時間針と通常の時針が連動しており、ベゼル操作で時差を読む設計でした。一方、GMTマスターIIはローカルタイム用時針を単独で動かせるため、ホームタイム・ローカルタイム・ベゼルでの第3時間帯と、最大3つのタイムゾーンを実用的に管理できます。
歴代リファレンスのざっくり年表
結論として、GMTマスターは大きく「初代6542」「ロングセラーモデル1675」「トランジション期16750/16700」「近代スポーツ16710」「セラミックベゼル以降1167xx/1267xx」と進化してきました。
1950年代
バイカラーのベイクライトベゼルを備えた6542がデビュー。現在はコレクターズアイテムです。
1959~1980年頃
ケースサイズ40mm、王道ヴィンテージとして評価される1675が長期生産されました。
1980年代以降
サファイアガラスやクイックセット仕様を備えた16750や、最終のGMTマスター16700などが登場します。
1980年代後半~2000年代
GMTマスターII 16760/16710がラインナップされ、機能面が大きく進化しました。
2005年以降
116710系でセラミックベゼル「セラクロム」が採用され、耐傷性と高級感が一気に向上しています。
2018年以降
126710系で最新キャリバー3285が搭載され、パワーリザーブは約70時間へと拡大しました。
ロレックス GMTマスター相場の「今」とチャンスモデル
なぜ今”相場調整局面”と言えるのか?
結論として、2020~2022年にかけての過熱した高騰局面から、2024~2025年にかけて一部リファレンスの買取・販売相場が落ち着きつつあります。
例えば人気のGMTマスターII「ペプシ」や「バットマン」は、ピーク時と比較して短期的な下げを挟みつつも、長期トレンドとしては依然高水準を維持しています。
国内の大手買取店データを見ると、特定のリファレンスで「2022年→2025年」にかけて平均買取額がやや軟化しているケースがある一方、王道人気モデルは緩やかな推移にとどまるなど、型番ごとの差が顕著です。この「全体が一斉に上がるor下がる」のではなく、「モデルごとの選別が進む」局面こそ、状態の良い個体を丁寧に選ぶチャンスと言えます。
今だから狙いたい現行系チャンスモデル(1267xx世代)
一言で言うと、現行1267xx世代では「人気カラーのステンレスモデル×保証書付き良個体」が”王道の正解”です。
126710BLRO(通称ペプシ)
赤青ベゼル×ジュビリーブレスの王道仕様で、長期的な支持が非常に強いモデルです。2022~2025年にかけて相場の上下はありつつも、スポーツロレックスの中でも屈指の評価を保っています。
126710BLNR(通称バットマン/バットガール)
青黒ベゼルでビジネスシーンにも合わせやすく、日本国内でも安定した人気があります。ステンレス×オイスターブレス仕様はカジュアル寄り、ジュビリーブレスはドレス寄りの印象で選び分けが可能です。
最も大事なのは、同じリファレンスでも「年式・ブレス・付属品・使用感」で評価が大きく変わる点です。
- フルセット(箱・保証書・ブレス駒完備)
- コマ調整の傷が少ない
- ベゼル退色や風防欠けなどのダメージがない
このような個体は、相場調整局面でも買取評価が落ちにくく、将来的な売却時にも有利になる傾向があります。
旧型1167xx世代は”穴場の優良個体”が多い
結論として、116710LN/BLNRといった「セラクロムベゼル初期世代」は、ヴィンテージほどシビアなコンディションチェックを求められず、現行ほど高額でもない”中間世代の狙い目”です。
116710LN
ブラックベゼル×ブラックダイヤルのシンプルな仕様で、オンオフ問わず使いやすく、相場は近年70万~80万円台から上昇してきた歴史があります。2020年代前半にかけて高騰したのち、足元では高値圏での安定推移が見られます。
116710BLNR
初代「バットマン」として高い人気を誇り、126710BLNR登場後もコレクション性を評価する声が多いモデルです。
この世代で初心者がまず押さえるべき点は、
- 正規オーバーホール歴の有無(実施年)
- ベゼル・ケース・ブレスの研磨回数
- 夜光塗料や針交換の有無
といったメンテナンス履歴です。過度なポリッシュでエッジが丸くなった個体より、使用キズはあってもケースラインがしっかり残っている個体の方が、市場では好まれる傾向があります。
ヴィンテージGMTは「投機」ではなく「理解した上での長期目線」で
一言で言うと、6542や1675といったヴィンテージGMTマスターは「大きな値上がりの可能性もあるが、知識と目利きが必須の領域」です。
- ベゼルインサートがオリジナルかどうか
- 夜光塗料が当時のトリチウムか、後年のルミノバに交換されているか
- 文字盤・針・ケースの組み合わせが年式に整合しているか
といった要素が価格に直結し、同じリファレンスでも評価が大きくブレます。相場チャートだけを見て購入するのではなく、信頼できる店舗で実物を確認し、整合性を丁寧に説明してもらえる個体を選ぶことが重要です。
ロレックス GMTマスターを「使いながら価値を守る」ための実用ガイド
日常使いで気を付けるべきポイントは?
結論として、GMTマスターを日常で安心して使うには「防水・磁気・衝撃」の3点に注意することが基本です。
GMTマスターIIは100m防水を備えますが、リューズがしっかりねじ込まれていないと防水性能を発揮できません。また、自動巻きムーブメントは強い磁気や強い衝撃に弱いため、スピーカーやバッグのマグネット部、激しいスポーツ時などは着用を控えるのが無難です。
具体的には、
- 入浴・サウナ時は基本的に外す
- 海水浴後は真水ですすぐ
- 使用後は柔らかいクロスで汗・皮脂を拭き取る
といったシンプルなケアを習慣化するだけでも、ブレス伸びや腐食を防ぎ、査定時のマイナスを抑えることができます。
オーバーホールのタイミングと費用感
一言で言うと「5~7年に1回」が一般的な目安です。
使用頻度が高い方や、夜光の弱り・精度の悪化を感じ始めた方は、少し早めに正規サービスまたは信頼できる専門工房に相談すると安心です。
費用の一例として、ロレックス正規メンテナンスではGMTマスターIIのオーバーホールで数万円台後半からのレンジが見込まれ、部品交換が発生する場合はさらに上乗せされます。正規修理歴がある個体は、売却時に「安心材料」として評価されるケースが多く、長期的に見れば資産価値を守る意味でも有効な投資と言えます。
査定額を左右するチェックポイント(当店目線)
当店がGMTマスターを拝見する際、特に重視しているのは以下の点です。
- 型番・シリアルから見た年式と外装・パーツの整合性
- 研磨歴の有無とケース・ブレスのエッジ残り
- ベゼルインサートの状態(欠け・色ムラ・退色の度合い)
- 付属品(箱・保証書・タグ・冊子など)の有無
- 精度・パワーリザーブなどムーブメントのコンディション
特に現行・旧型スポーツでは、「保証書の有無」が10万円単位で査定差になるケースもあり、箱やコマを含めたフルセットは、相場調整局面でも安定して需要があります。
ロレックス GMTマスターの代表的リファレンスと”今の狙い目”比較
主なGMTマスター / GMTマスターIIの特徴
一言で言うと、「使い勝手重視の現行」「バランスの良い旧型」「ロマンと難易度の高いヴィンテージ」という三層構造で考えると整理しやすくなります。
| 区分 | 代表リファレンス | 主な特徴 | 現在の立ち位置(イメージ) |
|---|---|---|---|
| 現行 | 126710BLRO | 赤青ベゼル、キャリバー3285、ジュビリーブレスが多い | 王道ペプシとして高い人気と安定した相場 |
| 現行 | 126710BLNR | 青黒ベゼル、ビジネスでも使いやすい配色 | バットマンとして高需要、相場はやや落ち着き気味でも底堅い |
| 旧型 | 116710LN | ブラックベゼル×ブラック文字盤、オンオフ問わず万能 | 高騰後も安定推移、中価格帯で狙いやすい世代 |
| 旧型 | 116710BLNR | 初代バットマン、生産終了後もコレクション性高い | 長期目線で検討されることが多い人気モデル |
| ヴィンテージ | 1675 | 1960~1980年代の代表的GMT、アルミベゼルとドーム風防が魅力 | コンディション差が大きく、相場も個体次第で大きく変動 |
※上表は特徴の整理であり、具体的な価格は年式・状態・付属品により大きく変動します。
当店目線で”隠れた優良個体”になりやすい条件
結論として、「相場の派手さより、実物のバランスが良い個体」が、長期で見たときに満足度の高いGMTマスターになりやすいと考えています。
- 相場のピーク時より落ち着いたタイミングで入手できる
- 使用キズはあるが、研磨回数が少なくケース形状が美しい
- オーバーホール歴が明確で、内部状態も安心できる
- 付属品がそろっており、次のオーナーにも渡しやすい
こうした条件を満たす個体は、「派手に話題にはならないが、日常で使いながら価値を守りやすい」と感じられるケースが多く、お客様からの満足度も高い傾向があります。
よくある質問(ロレックス GMTマスター編)
Q1. ロレックス GMTマスターは今買っても遅くないですか?
遅くはなく、むしろ過熱相場が一服した今は”落ち着いて選べるタイミング”と言えます。
Q2. GMTマスターとサブマリーナで迷っています。どちらが資産性は高いですか?
結論として、どちらも資産性の高いスポーツロレックスですが、相場推移は時期とリファレンスによって異なり、一概にどちらが上とは言えません。実需として使うシーンと好みで選びつつ、人気リファレンスを押さえるのが現実的です。
Q3. ペプシとバットマンならどちらがおすすめですか?
一言で言うと「デザインの好みと着用シーン」で選ぶのが正解です。ペプシはスポーティでアイコニック、バットマンはスーツにも合わせやすい落ち着いた印象です。
Q4. ヴィンテージGMTは投資目的で買ってもいいですか?
ヴィンテージは個体差・真贋・パーツ構成など難易度が高く、純粋な投機目的だけでの購入はおすすめしにくい領域です。デザインへの共感や所有欲があり、信頼できる店舗でじっくり選ぶことが前提になります。
Q5. オーバーホールは正規か民間工房か、どちらが良いですか?
どちらにも一長一短がありますが、将来の売却価値や安心感を重視するなら、正規メンテナンスの履歴はプラスに働きやすいです。一方で、費用や仕上がりの好みから、経験豊富な民間工房を選ばれるお客様も少なくありません。
Q6. 付属品が一部欠けていますが、査定に大きく影響しますか?
箱や保証書が欠けている場合、モデルによっては10万円単位で査定差が出ることがあります。特に現行・人気リファレンスでは、フルセットの方が次のオーナーにとっても魅力的です。
Q7. 夜光や針、ベゼルが交換されていると価値は下がりますか?
現行から旧型では、正規交換パーツであれば大きなマイナスになりにくい一方、ヴィンテージ領域ではオリジナル性が重視され、交換歴が評価に影響することがあります。ただし、安全性や視認性を優先して交換するケースも多く、一概に悪いとは言えません。
Q8. 初めての高級時計としてGMTマスターはありですか?
ありであり、実用性・デザイン・資産性のバランスが良い”オールラウンダー”だと考えられます。ただし、ライフスタイルとの相性や予算を踏まえた上で、無理のない範囲で選ぶことが大切です。
まとめ:ロレックス GMTマスターの”今だから拾える”ポイント
ロレックス GMTマスターは、1950年代の航空時計に端を発し、現在もパイロット・ビジネスパーソン・トラベラーに支持されるスポーツモデルです。
2024~2025年は、一部リファレンスの相場が落ち着きつつある「調整局面」であり、人気モデルの良質個体を狙うには悪くないタイミングです。
現行126710系は王道の選択肢、旧型1167xx系は”穴場の中間世代”、ヴィンテージは知識と目利きが求められる上級者向け領域です。
長期的に満足度の高い「隠れた優良個体」は、相場だけでなく、オーバーホール歴・研磨歴・付属品・日常ケアまで含めて総合的に判断することで見えてきます。
結論:ロレックス GMTマスターは、相場が落ち着いた今こそ、状態と履歴にこだわって”良い個体をじっくり選ぶべき時計”です。
買取大吉 ピアゴ福釜店について
買取大吉 ピアゴ福釜店では、ロレックスをはじめとする高級時計の買取を強化しております。経験豊富な鑑定士が、一つひとつの時計を丁寧に査定し、適正価格でのお取引をお約束いたします。
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店舗情報
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